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長野県の美味しい郷土料理をお楽しみいただきました
皆さま、こんにちは。管理栄養士の伊計です。
本日の昼食では、豊かな自然に恵まれた長野県の郷土料理をご提供させていただきました。山々に囲まれた信州ならではの、心温まるお料理の数々をお楽しみいただけたようです。

【本日のメニュー】
・御飯
・山賊焼き
・ロールイカの酢の物
・たけのこ汁
・みかん【山賊焼き】〜信州が誇る鶏料理〜
山賊焼きは、鶏のむね肉やもも肉を、にんにくの香りが食欲をそそるタレでじっくりと味付けし、片栗粉をまぶしてカラリと揚げた長野県の代表的な郷土料理です。この料理の名前には興味深い由来があります。一つは、山賊焼きを最初に作ったとされる塩尻市の居酒屋「山賊」の店名から名付けられたという説。もう一つは、山賊が旅人から物を「取り上げる(トリアゲル)」という言葉遊びから生まれたという、ユニークな説もあります。どちらも長野県らしい親しみやすさを感じさせる由来ですね。
【ロールイカの酢の物】〜海なし県の知恵が生んだ一品〜
海に面していない長野県では、海産物は特別に大切な食材でした。冷蔵技術が発達していなかった時代、塩で保存されたイカは貴重な栄養源として重宝されていました。このロールイカを、シャキシャキとしたきゅうりと風味豊かなワカメと一緒に、さっぱりとした酢で和えた酢の物は、現在でも北信地域と南信地域を中心に愛され続けています。海の恵みを山間部でも美味しくいただく、先人の知恵が詰まった一品です。
【たけのこ汁】〜信州の春を告げる味噌汁〜
根曲がり竹を使った味噌汁で、北信地域と新潟県上越地域で親しまれている郷土料理です。本日は、たけのこの水煮を使用して、どなたでも召し上がりやすくお作りいたしました。この「たけのこ汁」の特徴は、なんといってもサバの水煮缶が入ること。一見意外な組み合わせに思えますが、あっさりとした味噌汁にサバの油とコクが加わることで、深い旨味が生まれる地域ならではの食べ方です。
新年1月は、温暖な気候と豊かな海の幸に恵まれた岡山県の郷土料理をご用意する予定です。
皆さまに喜んでいただける美味しいお食事を、これからもスタッフ一同心を込めてご提供してまいります。
カテゴリー:栄養士ブログ [2025-12-18]